クレジットカードを新規で作る場合、
大抵のカードに入会特典が付きます。
しかも、カードによっては数万円レベルの
価値の高い特典もあったりします。
これだと、入会特典狙いでカードを作る人が出てくるのが普通です。
ここで言う入会特典狙いとは、
入会特典だけもらい、カードはほとんど使わないような場合のことです。
今回は、この入会特典狙いはやっても問題ないのか、
主にデメリットが無いかどうかについて考えてみます。
目次
カード会社が、なぜ入会特典を付けるのか考える
まずは、カード会社視点で考えてみます。
カード会社の利益は、主に以下になります。
- カードを使ってもらう
- 年会費
- 金利手数料
つまり、カードを使ってもらう必要があるわけです。
なので、入会特典というエサでまずはカードを作ってもらって、
そのまま使ってもらえれば良いわけです。
入会特典は先行投資のようなものですね。
ということは、入会特典だけ持っていかれて、
すぐに解約されてしまうと、当然赤字になってしまいます。
似たような事例としてうまく回らなかったのが、
携帯電話の本体安売りです。
携帯電話の本体を安くするのは、
継続して使ってもらうことで回収できるからです。
しかし、即解約などが相次いでしまったため、
現状では2年縛りのようなク○システムができたわけです。
もし、クレジットカードの入会特典で、
カード会社が赤字になるようなことになったら、
もしかしたら携帯のような縛りが、出てくるかもしれませんね。
入会特典狙いはやっても良いか?
カード会社にとって、入会特典は先行投資ということはわかったと思います。
では、入会特典狙いはやっても良いのでしょうか?
少し倫理的な問題もありますが、
結論としては、「やっても良い」です。
なぜなら、禁止されていないから。
カード会社も、当然入会特典狙いの人がいることは承知しているでしょうし、
その数も想定して、入会特典の金額を設定しています。
さらに言えば、入会特典狙いだったけど、
そのカードを何だかんだで使う人、
つまりお客になる人もいると思います。
入会特典の中には、カードを使わないともらえないタイプもあるので、
カード会社にとってもメリットはあります。
そのため、自分の利益だけを考えて、
入会特典狙いのカード申込をしても問題ないと言えます。
入会特典狙いのデメリット
では、入会特典狙い、
つまりカードを作ってしばらく寝かせた後に解約する行為、
にはデメリットはないのでしょうか?
信用情報に残るので、審査に影響も
まず、カードを作成時、解約時に
信用情報に記録が残ります。
それを見た他のカード会社が、
「こいつ、入会特典狙いの常習犯か」
と判断してしまった場合は、
残念ながら審査に落ちることもあります。
なんとなくですが、大手企業ほど、
多数のカードに申し込んでいる行為を嫌う傾向が
あるように感じます。
ちなみに、クレ活管理人は
おそらく多数のカード歴があったため、
一般カードの審査で落とされました(泣)。(参照)
カードの改悪につながる。最悪廃止も・・
入会特典狙いは、カード会社の利益を削る行為です。
当然、度が過ぎると運営が苦しくなります。
そして、クレジットカードの改悪や、最悪廃止もあり得ます。
もしくは、先ほど言ったような
解約手数料の制度が出来たりするかもしれません。
すぐには起きないデメリットですが、
何事も度が過ぎることは、やらない方が身のためと言えます。
結論:やるか、やらないか
1つの結論を出すなら、やらない方が良い、になります。
たくさん申し込みをしていると、
本当に気になるカードができた時に
審査が通らずに悔しい思いをするかもしれません。
無理して入会特典を狙いに行くほどでも無いと思います。
それでも入会特典狙いをやりたいという人は、
半年~1年に1回程度であれば問題ないと思います。
機会は少ないので、
期間限定キャンペーンのような
入会特典金額が増える時を狙うと効率が良いと思います。
でも、あくまでも度が過ぎないようにしてくださいね。
※自己責任でお願いします。