知っている人は知っていると思いますが、
少し前に衝撃のニュースがありました。

偽装とか水増しとかは、どこの業界にも有るとは思いますが、
クレカ業界にもあったようです。。

産経ニュース「「3億枚市場」はウソ クレジットカード統計“大幅水増し”はなぜなされたか

簡単に言うと、今まで日本でのクレジットカード発行枚数は3億枚、
と言われていたことが実は間違っていて、
実際はもっと少なかったということです。

クレ活管理人もカード発行枚数などの話は、
何回か取り上げることもあるので、他人事ではありません。

ということで今回は、
このニュースを徹底的に調べたものを解説&分析してみます。

クレジットカード統計水増しの概要

まず、発覚したのは2014年の12月26日のことです。

日本クレジット協会の統計修正画像

ひっそりと、日本クレジット協会の資料が修正されていたみたいです。

ただ、実際にニュースとなって騒がれたのが2015年5月なので、
5ヶ月間くらいはなんとか世間にバレていなかった、ということになります。

修正された項目は以下3つのようです。

  • 信用供与額総括対比表(推計)のクレジットカードショッピング
  • クレジットカード動態調査集計結果
  • クレジットカード発行枚数・会員契約数

日本クレジット協会でもニュースとして挙がっています。

日本クレジットカード協会の数値訂正項目

上記3つの項目を簡単に言うと、
カードが使われた金額、カードの枚数、カード会員数、だと思えばOKです。

実際にどれくらいの数値が間違っていたかというと、
以下表のようになります。

内容 訂正前 訂正後
発行枚数
(2013年3月末)
3億2352万枚 2億5979万枚
会員契約数
(2013年3月末)
2億9154万件 2億2781万件
クレジットカードショッピング信用供与額
(2012年推計)
53兆2541億円 40兆6863億円

この表では、1年分のみ取り上げていますが、
実際は過去10年分は数値が間違っていたようです。

発行枚数で言えば、約7,000万枚の水増しということです。
割合で言うと2割の水増しなので、ちょっと多過ぎます。

水増しの原因

水増しの原因は、日本クレジット協会が言うには、
一部業者が数値の報告のやり方を間違えていて、
その結果、水増しになってしまっていた、ということらしいです。

つまり、カウントの仕方を間違っていたカード会社があった、ということです。

この説明が正しいとすれば、
ただ単純に間違っていた、ということで、
故意に水増ししていた訳では無いということになります。

色んなメディアで「水増し」と書かれているので、
実際のところ、メディアが大げさに取り上げたのか、
日本クレジット協会やカード会社が誤魔化したのかは、ちょっとわかりません。

どのカード会社がミスをしていたのか?

で、その間違っていたカード会社どこ?となるのですが、
日本クレジット協会はその企業名は伏せていましたが、
どこかの取材によって、JCBのミスということがわかったそうです。

JCBが言うには、日本クレジットカード協会と同じ理由で、
カウントの仕方が間違っていた、ということでした。

JCBは国際ブランドでもあるので、
JCBが単体で出しているクレジットカード(プロパーカード)と、
他のクレジットカード会社と提携しているカードがあります。
例えば、ジャックスのカードにJCBブランドがありますが、これも提携の1つです。

本来は、JCB単体のクレジットカードのみを申告すべきだったところを、
提携カードも含めて全部を申告してしまった、ということです。

そうなると、当然他のカード会社のJCB枚数と被ってしまうので、
2重にカウントされてしまうことになります。
この方法で10年くらいずっと集計していたため、
かなり多めな枚数になってしまった、というのが今回の真相のようです。

クレ活管理人的には、間違えたJCBは悪いとは思いますが、
故意では無いということなので、
「水増し」と過度に言うマスコミ関係もちょっと大げさだと思いました。
(まあ、マスコミってこういうモノですよね)

クレカユーザーに影響はあるのか?

以上のような数値報告に間違いはありましたが、
実体に沿った数値に戻っただけなので、
クレジットカードユーザーへの影響は全くありません

今後もいつも通りカードを使っていけば良いと思います。

以上、クレ活管理人が気になったニュースでした。