JCB【クレジットカードに関する総合調査】2015年度版 調査結果レポートの画像

毎年恒例の、クレジットカードに関する総合調査の2016年度版が、
JCBから発表されました。
今年もクレ活管理人が内容をレビューしていきたいと思います。

JCB、「クレジットカードに関する総合調査」2016年度の調査結果を発表

実際のレポートはこちらのPDFファイルです。

クレジットカードに関する総合調査 2016年度版 調査結果レポート(PDF)

今年も対象者は同じで、日本全国の20~60代の一般消費者男女3,500人となります。
JCBの調査ではありますが、JCBカードを持っている人限定ではありません。
2016年9月にインターネットにて行われたアンケート結果です。
アンケートは設問の順番が人によってランダムに変わるタイプとなっているようです。

ちなみに過去のレビューは以下です。
クレジットカードに関する総合調査(2015年度)のレビュー
JCBのクレジットカードに関する総合調査(2014年度)を確認

それでは、クレ活管理人がレポートの中身を詳しくレビューしていきます。

クレジットカードの保有率

クレジットカード保有率全体(2016年度)

2016年のクレジットカード保有率は、「84.2%」でした。
去年は、84.0%なので、若干の微増というよりも、
アンケートによる誤差もあるので、あまり変わっていないと考えた方が良さそうです。

全体的に見れば、減少傾向にあります。

さらに詳細分析を見ていきます。

経年別のクレジットカード保有枚数(2016年度)
このグラフは、クレジットカードを持っている人の内、
何枚持っているか、を表すグラフです。

2016年の傾向を見ると、2枚持ちの人の割合が過去最高に増えています。

その代わり、4枚持ちの人と1枚持ちの人が減っています。
面白いことに、全体的に見ると、
1枚保有、2枚保有のグラフは右肩上がり、
3~5枚保有のグラフは、左肩上がりとなっており、
2枚保有に集まっているように見えますね。

続いて、男女年代別の詳細を見ていきます。

男女年代別のクレジットカード保有率(2016年度)
このグラフを見ると、男性20代の低さが目立ちます。

男性20代の過去データも見てみます。
2014年は73.8%、2015年は72.9%でした。
今年は66.1%とかなり下がっています。

他の変化としては、保有率が上がった年代がありました。
女性40代は2015年は平均以下の保有率でしたが、
今年は平均を大きく上回っていて、かなり伸びています。

全体的に見ると、女性の保有率は増えた年代や減った年代もありました。
男性の保有率は、全ての年代で減少しています。

今年は、男性のクレジットカード保有率が減り、
女性の保有率がそれをやや上回ることで、
全体的に去年と同じくらいになりました。

クレジットカードの保有枚数

クレジットカード保有率全体(2016年度)
2016年度のクレジットカードの保有枚数は平均3.2枚、携帯枚数は平均2.0枚でした。
数値的には2015年度と同じです。

全体で見れば、微減傾向が見られます。

ここから色々推測してみます。

まずこの調査は、3,500人のサンプリング調査なので、
人口の減少は関係ありません。

上記グラフ以外のデータを見ると、
若い人の保有枚数が少なく、男性50~60代が最も多いようです。
そこから考えると、収入の多さが関係しているように思います。

今は景気が良くないので、
収入の低くなりがちな若い人は、
クレジットカードを持つ人が減ったのだと思われます。

仮に景気の悪さがクレジットカード保有枚数や保有率に影響があるなら、
今後、景気が上昇していった時に注目したいと思います。

クレジットカードの利用頻度

クレジットカードの利用頻度(2016年度)
メインカードの利用頻度は月平均5.7回で、サブカードは2.1回でした。
去年とはほぼ変わらずといったところです。

この結果に、毎月自動で使われる固定費(光熱費など)が、
含まれているどうかにもよりますが、
メインカードが平均5.7回というのは、
毎週土日+祝日などの休みの日に使っている、
という感じでしょうか。

クレジットカードの利用金額

クレジットカードの利用金額(2016年度)
クレジットカードの月間の平均利用額は4.9万円と5万円を割りました。
サブカードも1.4万円と過去最低の記録です。

2014年から月間利用額が減っていっているので、
これはますます景気が影響しているように感じます。

これを見る度に毎回思いますが、月の平均額は全体的に低いです。

電気、ガス、水道、電話、ネットなどの光熱費、
食費、生活必需品など、
普段の生活に必要なものをクレジットカードで購入すれば、
月7万円くらいにはなると思います。

上記のような生活に必須なものは、
クレジットカードによる使い過ぎの心配はないので、
クレジットカード払いにしておいた方が、ポイントが貯まる分お得です。

月平均生活費とクレジットカード利用額

月平均生活費とクレジットカード利用額(2016年度)
月平均生活費は17.7万円で、そのうち平均6.2万円がクレジットカード利用です。
全体の約3割をクレジットカードで支払っていることになります。

家賃は一般的にクレジットカードで支払うことはできないので、
家賃を除けば、クレジットカード利用率は結構高いと言えそうです。

1つ前の、クレジットカード月平均利用額が月平均5万円だった理由が、
これでようやくわかりました。

おそらく既婚者は、光熱費などの固定費に加え、食費などもカードに使っているため、
月のクレジットカード利用平均額が、7万円くらいになっています。
これは特に問題ないと思います。

問題は、未婚者です。
既婚者よりも未婚者の方が消費が少なくなるのは当然です。
なので、生活費は既婚者が月17.7万~21.8万円に対して、
未婚者は月13.2万~14.7万円となっています。
これは、妥当だと思います。

次に、月平均のクレジットカード利用額ですが、
既婚者は月6.8万~7.8万円に対して、未婚者は月3.8万~4.8万円前後です。
これは割合から考えると、
未婚者のクレジットカード利用率が低いのがわかります。

実家などでの暮らしなんじゃないか、と思うかもしれませんが、
生活費自体が約14万円なので、それは考えにくいと思います。

未婚者でも年代が高くなるにつれ、毎月の利用額が増えているので、
クレジットカードに関する知識が低いと考えられます。

ただ、このグラフは家賃を抜いてほしかったですね。
既婚者と未婚者の家賃に、どれくらいの差があるかで、結構変わってきます。

支払いの際のクレジットカード利用割合

支払いの際のクレジットカード利用者の割合(2016年度)※クリックで拡大します

X軸が支払いをした種類、
青い棒グラフが全体で、赤い棒グラフがクレジットカードによる支払いです。

つまり、クレジットカードの利用割合がわかるグラフです。
青い折れ線グラフが、クレジットカード利用率になっているので、
ここを中心に見ていきます。

まずグラフをしばらく見て思ったのが、
まったくもって、クレジットカードを使いこなせていない、ということです。

ネットショッピングのクレジットカード利用率が85.7%、と最も高いです。
たしかにネットショッピングは、カード決済が便利です。
振込は面倒な上に手数料もかかるし、代引きも手数料がかかります。
ネットショッピングでは、クレジットカードが最も簡単で安くなるので、
これ自体は良いと思います。

しかし、携帯電話料金のクレジットカード利用率が71.2%、
電気料金のクレジットカード利用率が56.7%、
プロバイダー料金のクレジットカード利用率が66%、
新聞代金のクレジットカード利用率が52.1%、
ガス料金や保険料のクレジットカード利用率がだいたい45%など、
固定費のクレジットカード支払い率が低いです。

ガスや保険料は、地域や会社によってカード払いができないので、
しょうがない部分もありますが、
携帯電話、電気代、プロバイダー、新聞については、
ほぼクレジットカード払いに対応しているはずです。

現金派の人が混ざっているならわかりますが、
このグラフはクレジットカード保有者に対するものです。
つまり、カードを持っているのに、電気代などの固定費をカードで支払っていない
ということです。

これはダメです。
毎月自動でかかる固定費は、できる限りクレジットカード払いにしましょう。
払い過ぎになる心配もなく、ポイントが貯まるので確実に得になります。

まとめ

2016年度のクレジットカードに関する総合調査を見ましたが、
毎月定期的に支払っているような固定費は、
できる限りクレジットカード払いにした方が良い
ということです。

これらは、カードを使うことで使い過ぎになるデメリットがなく、
確実に毎月ポイントがもらえるというメリットがあるので、
得にしかなりません。

少し暗い話になりますが、
実際に年々税金や社会保険の負担は増える一方です。
お金の使い方を良くしていかないと今後大変になってきます。
クレジットカードを使うことは、その1つの方法になるので、
是非クレジットカードを使いこなしてみてください。

もし、電気代、携帯電話料金、ネット代、新聞代、などを、
クレジットカードで支払っていない人がいたら、
今すぐにでもクレジットカード払いに変更しましょう!

良いクレジットカードライフを!
クレ活管理人でした。