

目次
特徴まとめ
- メルアド登録だけで年会費無料(家族カードも)
- 最高還元率は1.51%
- ポイントが現金値引きで便利
- 充実した海外旅行傷害保険が自動付帯
還元率 | 0.5~1.51% | |
---|---|---|
国際ブランド | MasterCard、JCB | |
ポイント | 点でうれしいプレゼント | |
年会費 | 本人 | 2,200円(税込)(初年度無料、KCCard onlineに登録で無料) |
家族 | 660円(税込)(初年度無料、KCCard onlineに登録で無料) | |
ETC | 550円(税込) | |
付帯保険 | 海外旅行 | 最高2,000万円(自動付帯) |
国内旅行 | 最高2,000万円(利用付帯) | |
ショッピング | なし |
メリット
概要
KCカードは、KCカード株式会社が発行するクレジットカードです。
以前は、楽天が発行していましたが、
色々あって現在は、KCカード株式会社が運営しています。
なので、たまに楽天KCカードのような表記を見かけますが、
これらは旧カードの名称です。
KCカードの最高還元率は高いんですが、
その条件を満たすこと非常に難しいので、
よくその仕組を理解しておいてください。
年会費は実質無料で、良い旅行傷害保険が持てるので、
旅行傷害保険用のサブカードとしても良いです。
還元率
KCカードのポイント還元率は、「最高」で1.51%です。
この最高という部分がミソで、
最高があれば最低もあるわけです。
通常時の還元率は、実は0.5%という低還元率なんです。
これがどうやって、1.51%まで上がるかと言うと、
ボーナスポイントという仕組みがあるからです。
ボーナスポイントは、
あるポイントを達成すると、追加でボーナスポイントがもらえます。
これは1回だけでなく、5回分あります。
具体的には以下表のようになります。
ボーナス条件 | ボーナスポイント | 合計ボーナスポイント |
---|---|---|
2,000ポイント達成 | 1,000ポイントGET | 3,000ポイント |
5,000ポイント達成 | 2,500ポイントGET | 7,500ポイント |
10,000ポイント達成 | 5,000ポイントGET | 15,000ポイント |
20,000ポイント達成 | 10,000ポイントGET | 30,000ポイント |
40,000ポイント達成 | 25,000ポイントGET | 65,000ポイント |
このように、段階的にボーナスポイントがもらえます。
しかも段々ともらえるポイントが増えていき、
すべてのボーナスポイントをもらった時の還元率が、
1.51%になるわけです。
それで、気になってくるのが
このポイント達成条件をクリアするためには、
実際にいくらカードを使えばよいか?というところです。
必要になる年間利用額と還元率を計算して表にしました。
ボーナス条件 | ボーナスポイント | 合計ボーナス | 必要な年間利用額 | 還元率 |
---|---|---|---|---|
2,000ポイント達成 | 1,000ポイントGET | 1,000ポイント | 40万円 | 0.75% |
5,000ポイント達成 | 2,500ポイントGET | 3,500ポイント | 80万円 | 0.94% |
10,000ポイント達成 | 5,000ポイントGET | 8,500ポイント | 130万円 | 1.15% |
20,000ポイント達成 | 10,000ポイントGET | 18,500ポイント | 230万円 | 1.3% |
40,000ポイント達成 | 25,000ポイントGET | 43,500ポイント | 430万円 | 1.51% |
グラフにすると、こんな感じです。
430万!?、と驚いたと思います(汗)。
そうなんです。
還元率1.51%を出すためには、430万円使わないといけないわけです(汗)。。
1%出すのにも130万円使わないとダメです。。
これらは、ポイント有効期限の2年間の内に達成する必要があります。
しかも、ポイントを途中で使ってしまうと、
現在のポイントが減ってしまい、
ボーナスポイントが貯めづらくなってしまいます。
なので、できるだけポイントを貯める必要も出てきます。
なお、誕生月に使った場合は、還元率が2倍、つまり1%になるので、
うまく使えば、ポイントを貯めやすくなると思いますが、
それでもかなりの金額を使わなければならない事実は変わりません。
以上を考えると、
1.51%を出すためには430万使わないといけないので、
現実的にはほとんどの人が無理なのがわかります。
(日本人平均クレカ利用額は、約60万です)
なお、本物の高還元率カードは、何もしなくても常時1.5%とか付きます。
比べるまでもなく、こちらのカードの方がお得です。
なので、KCカードは還元率目当てで取得するカードには適さないというのが、
クレ活の1つの結論です。
じゃあこのカード、ダメじゃん…
って思うかもしれませんが、
ちゃんと活かせる部分はあるので、最後まで読んでみてください!
年会費
年会費は、実質無料と考えて問題ありません。
初年度年会費は、文句なく無料です。
翌年度以降は、通常2,200円(税込)になりますが、
「KC Card online」というサービスに無料登録し、
メールアドレスを登録すれば、年会費無料になります。
要は広告メールを受信OKにするだけで、年会費が無料になるわけです。
もしくは、年間利用額20万円以上の利用でも
翌年度年会費が無料になります。
家族カードも通常660円(税込)がかかりますが、
上記の条件をクリアすれば、無料になります。
ただ、ETCカードだけは有料で、年会費550円(税込)がかかります。
ポイントの使いやすさ
貯まったポイントは、現金値引きに使えるので誰でも活かせます。
「P割」というサービスで、
1ポイント=1円換算で、カードで使った金額からポイント分を値引きできます。
ただし、ポイントを使ってしまうと、現在のポイントが減ってしまいます。
ボーナスポイントを狙いにくくなるので、
ポイント交換のタイミングが難しいです。
国際ブランド
国際ブランドは、MasterCard、JCBになります。
JCBの場合だと、電子マネーnanacoへのチャージでもポイントが満額付与になります。
付帯保険
付帯保険は、(実質)年会費無料カードとしては、かなり充実しています。
海外旅行傷害保険は、自動付帯で最高2,000万。
国内旅行傷害保険は、利用付帯で最高2,000万。
ショッピング保険はありません。
特に海外旅行傷害保険の内容は、
一般カードの中でも最高クラスの内容なので、
付帯保険用のサブカードとしては、最適なカードになるでしょう。
デメリット
メインカードとして使うのには厳しい
上記で散々言っていますが、
KCカードの最高還元率の1.51%を出すためには、
430万円という膨大な金額を使わなければ達成できません。
現実的にこれを達成できる人は少ないと思うし、
どうせ430万円使うのなら別の高還元率カードを使った方がもっとお得です。
仮に使うとして、ポイント交換のタイミングが難しい
仮にKCカードを使っていこうとすると、
ポイント交換のタイミングが結構難しいです。
通常は、ポイントは貯まったらいつでも交換しても良いのですが、
KCカードの場合は、現在の保有ポイントに対して、
ボーナスポイントが付く仕組みになっています。
なので、下手にポイントを使ってしまうと、
ボーナスポイントが達成できなくなってしまうので、
使いづらいと言わざるを得ません。
せっかく1ポイント=1円で現金値引きできる、
使いやすい優良サービスの「P割」があるのに、
このボーナスポイント制度のせいで、使いづらくなっています。
他カードとの比較
430万円使ってようやく還元率1.51%になるKCカードでは、
常時1.5%以上の還元率を誇る本物の高還元率カード達には、
どうやっても勝てないので、還元率の比較はしません。
高還元率カードを求めている人は、
「ポイントが貯まるおすすめクレジットカード」を見てもらった方が良いと思います。
総合評価
KCカードは、
年会費実質無料と充実した旅行保険で、サブカードに最適!
還元率目当てのカードとしては現実的に無理があります。
クレ活では、KCカードは高還元率カードとは認定できません。
その代わり、年会費を簡単に無料にすることができ、
保険がかなり充実しているので、
年会費無料の付帯保険用のカードとしては、最適だと考えます。
基本情報
還元率 | 0.5~1.51% | ||
---|---|---|---|
国際ブランド | MasterCard、JCB | ||
初期利用限度額 | 30万~80万 | ||
WEBサービス | KCCard online | ||
年会費 | 本人 | 1年目 | 無料 |
2年目以降 | 2,200円(税込)(KCCard onlineに登録で無料) | ||
家族カード | 1年目 | 無料 | |
2年目以降 | 660円(税込)(KCCard onlineに登録で無料) | ||
ETCカード | 1年目 | 550円(税込) | |
2年目以降 | 550円(税込) | ||
発行手数料 | 本人 | 無料 | |
家族カード | 無料 | ||
ETCカード | 無料 | ||
家族用ETCカード | 無料 | ||
再発行手数料 | 必要 | ||
発行 | 発行資格 | 年齢18歳以上で電話連絡可能な方(高校生を除く) | |
発行期間 | 約2週間 | ||
発行会社 | KCカード株式会社 | ||
提携会社 | なし | ||
支払い | 1回払い | あり | |
2回払い | あり(手数料無料) | ||
ボーナス払い | あり | ||
ボーナス2回払い | あり | ||
分割払い | あり | ||
リボ払い | あり | ||
支払日 | 月末締め翌月27日払い | ||
ボーナス払い支払日 | 7月、12月 | ||
その他 | なし | ||
金利手数料 | 分割払い金利 | 12.25%~15% | |
リボ払い金利 | 13.08~18% | ||
キャッシング金利 | 18% | ||
海外利用時手数料 | MasterCard:1.63%、JCB:1.6% |
ポイント
ポイント | ポイント名称 | 点でうれしいプレゼント |
---|---|---|
ポイント有効期限 | 2年 | |
ポイントレート | 200円ごとに1ポイント | |
ポイント交換 | P割 | |
ボーナスポイント | 誕生月ポイント2倍 2,000ポイント達成で、1,000ボーナスポイント 5,000ポイント達成で、2,500ボーナスポイント 10,000ポイント達成で、5,000ボーナスポイント 20,000ポイント達成で、10,000ボーナスポイント 40,000ポイント達成で、25,000ボーナスポイント |
|
ポイントモール | なし | |
電子マネー | カードに付属する電子マネー | なし |
楽天Edy | チャージ可、ポイント対象外 | |
nanaco | チャージ可、ポイント満額付与(JCBのみ) | |
モバイルSuica | チャージ可、ポイント満額付与 | |
SMART ICOCA | チャージ可、ポイント満額付与 | |
WAON | チャージ不可 | |
PASMO | チャージ不可 |
付帯保険
海外旅行傷害保険 | 付帯条件 | 自動付帯 |
---|---|---|
死亡・後遺障害 | 最高2,000万円 | |
障害治療 | 最高200万円 | |
疾病治療 | 最高200万円 | |
救援者費用 | 最高200万円 | |
賠償費用 | 最高2,000万円 | |
携行品損害 [自己負担額] |
最高20万円 [3,000円] |
|
家族特約 | なし | |
国内旅行傷害保険 | 付帯条件 | 利用付帯 |
死亡・後遺障害 | 最高2,000万円 | |
入院費用 | 5,000円/日 | |
手術費用 | 20万円 | |
通院費用 | 3,000円/日 | |
家族特約 | なし | |
ショッピング保険 | 年間保証限度額 [自己負担額] |
なし |
補償期間 | - | |
その他保険 | 紛失・盗難時の保険 | あり |
ネット不正利用の保険 | あり |