目次
特徴まとめ
- 東京メトロ乗車だけでポイントが貯まる
- PASMOオートチャージに対応
- 毎年ANAマイルがもらえるので年会費の元は取れる
- メトロポイントを優遇レートでANAマイルに交換可能
マイル付与率 | 0.5~1.06% | |
---|---|---|
国際ブランド | JCB | |
ポイント | Oki Dokiポイント | |
年会費 | 本人 | 2,200円(税込)(初年度無料) |
家族 | 1,100円(税込)(初年度無料) | |
ETC | 無料 | |
マイル移行手数料 | 5,500円(税込)(10マイルコース) | |
ボーナス | 入会 | 1,000マイル |
継続 | 1,000マイル | |
フライト | 区間基本マイレージ × クラス・運賃倍率 × 10% | |
付帯保険 | 海外旅行 | 最高1,000万円(自動付帯) |
国内旅行 | なし | |
ショッピング | 最高100万円(海外利用) |
メリット
概要
ANA To Me CARD PASMO JCB(ソラチカカード=空・地下)は、
ANAと東京メトロ、JCBが提携したクレジットカードです。
ANAカードとTo Me CARD、PASMOが一体となっています。
東京メトロを使っている人はもちろんおすすめなんですが、
別にメトロを使っていなくても十分におすすめできるカードです。
ANAマイルを陸で貯めている人なら誰でも持つ価値はあります。
ちなみに、クレジットカードの中では珍しいエンボスレス仕様です。
通常はカード番号がデコボコしていますが、これが無くツルツルになっています。
そのため、PASMOとしても使いやすく仕上がっています。
還元率
ソラチカカードには、
「Oki Dokiポイント」、「メトロポイント」、「ANAマイル」の3種類があるので、
それぞれの還元率を見ていきます。
Oki Dokiポイントの還元率
Oki Dokiポイントの還元率は、0.5%と低いです。
これをマイルに移行してもマイル付与率は1%止まりです。
メトロポイントの還元率
メトロポイントは、普通にカードを使ってもポイントは付かず、
以下の時のみポイントが付きます。
- メトロ乗車時(※下記参照)
- 定期券購入:0.5%(1,000円で5メトロポイント)
- 自販機の利用:1%(100円で1メトロポイント)
- 店舗の利用:0.5%(200円で1メトロポイント)
- 提携サービスの利用(サービスによる)
メトロ乗車時の還元率を計算してみます。
メトロポイントは、メトロの電車に乗るだけでポイントがたまります。
平日は5ポイント、休日は15ポイントです。
距離や運賃は関係なく、1回の乗り降りで一律このポイントが付きます。
そのため、運賃によって還元率が変わってくるので、
すべての運賃に対して還元率を算出します。
まずは、東京メトロの運賃表です。(消費税8%時)
運行距離 | 運賃(切符) | 運賃(ICカード) |
---|---|---|
1Km~6Km | 170円 | 165円 |
7Km~11Km | 200円 | 195円 |
12Km~19Km | 240円 | 237円 |
20Km~27Km | 280円 | 278円 |
28Km~40Km | 310円 | 308円 |
今回は切符として、還元率を計算してみます。
ICカードの場合、切符よりも還元率は若干良くなります。
運賃 | 平日乗車時の還元率 | 休日乗車時の還元率 |
---|---|---|
170円 | 2.94% | 8.82% |
200円 | 2.5% | 7.5% |
240円 | 2.08% | 6.25% |
280円 | 1.79% | 5.36% |
310円 | 1.61% | 4.84% |
つまり、平日の還元率は1.61~2.94%、休日の還元率は4.84~8.82%となり、
高還元なのがわかると思います。
ANAマイルの付与率
ANAマイルの付与率は、ポイントの移行方法によって変わってきます。
OkiDokiポイントからANAマイルに移行する場合は、
10マイルコースなら付与率1%、5マイルコースなら付与率0.5%になります。
ANAマイルボーナス
ソラチカカードのマイルボーナスは、以下となります。
条件 | ボーナスマイル |
---|---|
入会ボーナス | 1,000マイル |
毎年継続ボーナス | 1,000マイル |
フライトボーナス | 区間基本マイレージ × クラス・運賃倍率 × 10% |
ソラチカカードはフライトボーナスが少ないので、
どちらかというと陸で貯めるカードと言えます。
年会費
本会員の年会費は、2,200円(税込)となります。
初年度は無料です。
家族会員の年会費は、1,100円(税込)となります。
こちらも初年度は無料です。
ETCカードは無料です。
年会費が有料のカードになりますが、それに見合ったメリットがあります。
毎年継続ボーナスとして、ANAマイルが1,000マイルもらえます。
1,000マイルを1マイル2円換算すると2,000円分になるので、
ほぼこれだけで年会費の元を取ることができます。
さらに、メトロの乗車ポイントなどももらえるので、
ほとんどの人がほぼ確実に元が取れる、コストパフォーマンスの高いカードです。
ちなみに、カードにはPASMOが一体となりますが、
通常かかるPASMOのデポジット料金500円は、かかりません。
ポイントの使いやすさ
ソラチカカードを使う以上、
最終的に集約したいポイントはANAマイルになると思うので、
ポイントの使いやすさ=ANAマイルの使いやすさになります。
ANAマイルは使いやすいので問題ありません。
ただ、3種類のポイントプログラムが関係してくるので、
これをきちんと理解する必要があります。
各ポイントについて
まず、ポイントの種類は以下のものがあります。
- Oki Dokiポイント
- メトロポイント
- ANAマイル
Oki Dokiポイントは、普通にカードを使った時に付くポイントです。
メトロポイントは、メトロ乗車や定期券購入、メトロ提携店でのカード利用で付きます。
ANAマイルは、ANA提携店でカード利用した場合に付きます。
そのため、カードを使う場所によっては、
Oki Dokiポイントとメトロポイント、Oki DokiポイントとANAマイルが、
ダブルで付くこともあります。
ポイントの交換ルート
メトロポイントは、そのままANAマイルに交換できます。
To Me CARDの中でソラチカカードの場合だけ、優遇レートで交換できます。
OkiDokiポイントは、直接ANAマイルに交換すると、
5マイルコースなら1,000円=5マイル、
10マイルコースなら1,000円=10マイルで移行できます。
また、一旦メトロポイントに交換してから、ANAマイルへも交換できます。
これだと、1,000円=1ポイント=5メトロポイント=4.5マイルになります。
OkiDokiポイントの保有ポイントが多ければ、
10マイルコースでまとめてマイルに移行が良いと思います。
それ以外なら、移行手数料無料の5マイルコースで良いと思います。
エクストリームカードをメインで使う人は、
そもそもOkiDokiポイントは貯まらないと思うので、
少量のOkiDokiポイントなら無視して良いと思います。
有効期限のプチ技
ANAマイルの有効期限は3年になりますが、
交換するタイミングをうまく見計らえば、もっと長くすることも可能です。
Oki Dokiポイントやメトロポイントの有効期限は最長2年になるので、
しばらくこれらのポイントで維持しておいて、
有効期限が切れる前にANAマイルに交換すれば、
かなり有効期限を伸ばすことができます。
国際ブランド
国際ブランドは、JCBになります。
特定の場所でしか使わないカードなので問題ありません。
付帯保険
海外旅行傷害保険は、自動付帯で最高1,000万円です。
国内旅行傷害保険は付帯しません。
国内航空傷害保険は、自動付帯で最高1,000万円です。
ショッピング保険は、最高100万円で補償期間90日間になりますが、
海外利用時のみ有効になります。
「支払い名人」定額コースに登録していれば、
国内でもショッピング保険が付帯されます。
登録型リボ払い「支払い名人」は2019年4月15日(月)ご利用分で終了し、
新サービス「スマリボ」に変わります。
※詳しくはHPをご確認ください。
その他サービス
ANAカード共通のサービスが利用できます。
- 家族のマイルを合算できるANAカードファミリーマイル
- ANAカード会員専用の割引運賃「ビジネスきっぷ」が利用可能
- ANA国内線・国際線機内販売10%引き
- IHG・ANA・ホテルズグループジャパン宿泊割引サービス
- 空港内店舗「ANA FESTA」で5%引き
- ショッピングサイト「ANAショッピング astyle」で5%引き
- 国内では、ニッポンレンタカー、トヨタレンタカー、オリックスレンタカーを5%引き
- 海外では、ハーツレンタカーを5~20%引き
- 成田空港でのパーキング割引
- ANAビジネスソリューション公開講座 受講料15%引き
デメリット
年会費は有料ですが、毎年もらえる継続ボーナスで元は取れます。
しいてデメリットを挙げるなら、カード内容の複雑さがあります。
3つのポイントプログラムや、交換ルートの多さ等、
多数のものが絡みあうので、複雑になっています。
ただ、一度使い方が分かれば問題はないと思うので、
最初だけ、このページや公式ページを見て、きちんと理解するようにしてください。
もしそれでもわからなければ、東京メトロへの電話が効果的です。
フリーダイヤルなので、通話代も気にしなくて大丈夫です。
総合評価
ANA To Me CARD PASMO JCB(ソラチカカード)は、
陸では最強クラスのANAマイルカード!
ANAマイルを電車やクレジットカード利用から貯めることができるカードです。
電車に乗って貯まったメトロポイントは、
優遇レートでANAマイルに交換できるので、
メトロを毎日使うような人は、ANAマイルがかなり貯まります。
また、ほぼ年会費相当分のANAマイルが毎年継続ボーナスでもらえるので、
持っているだけでもマイルが貯まります。
まず損になることもありません。
ANAマイルを貯めたい人は、ぜひ使い倒してください!
基本情報
還元率 | Oki Dokiポイント:0.5% メトロポイント:0.5%~1%+α ANAマイル付与率:0.5~1.06% |
||
---|---|---|---|
国際ブランド | JCB | ||
初期利用限度額 | 公式サイト参照 | ||
WEBサービス | メトロ:To Me CARD 会員専用サイト ANA:MyJCB |
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年会費 | 本人 | 1年目 | 無料 |
2年目以降 | 2,200円(税込) | ||
家族カード | 1年目 | 無料 | |
2年目以降 | 1,100円(税込) | ||
ETCカード | 1年目 | 無料 | |
2年目以降 | 無料 | ||
発行手数料 | 本人 | 無料 | |
家族カード | 無料 | ||
ETCカード | 無料 | ||
家族用ETCカード | 無料 | ||
再発行手数料 | クレジットカード:1,000円 PASMOデポジット:500円 |
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発行 | 発行資格 | 原則として18歳以上で、本人または配偶者に安定継続収入のある方。 日本国内の金融機関に個人口座をお持ちの方。 または高校生を除く18歳以上で学生の方。 ※一部、お申し込みいただけない学校あり。 |
|
発行期間 | 最短5営業日、通常2週間程度 | ||
発行会社 | JCB | ||
提携会社 | ANA(全日本空輸)、東京メトロ | ||
支払い | 1回払い | 公式サイト参照 | |
2回払い | 公式サイト参照 | ||
ボーナス払い | 公式サイト参照 | ||
ボーナス2回払い | 公式サイト参照 | ||
分割払い | 公式サイト参照 | ||
リボ払い | 公式サイト参照 | ||
支払日 | 公式サイト参照 | ||
ボーナス払い支払日 | 公式サイト参照 | ||
その他 | 公式サイト参照 | ||
金利手数料 | 分割払い金利 | 公式サイト参照 | |
リボ払い金利 | 公式サイト参照 | ||
キャッシング金利 | 公式サイト参照 | ||
海外利用時手数料 | 公式サイト参照 |
ポイント
ポイント | ポイント名称 | Oki Dokiポイント メトロポイント ANAマイレージ |
---|---|---|
ポイント有効期限 | Oki Dokiポイント:2年 メトロポイント:最長2年 ANAマイレージ:3年 |
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ポイントレート | Oki Dokiポイント 1,000円ごとに1ポイント メトロ メトロ乗車時(平日5ポイント、休日15ポイント) 定期券購入(1,000円で5メトロポイント) 自販機の利用(100円で1メトロポイント) 店舗の利用(200円で1メトロポイント) 提携サービスの利用(サービスによる) |
|
ポイント交換 | Oki Dokiポイント ・メトロポイント 200ポイント→1,000円分 メトロ ・PASMOへのチャージ 10ポイント→10円分 ・楽天スーパーポイント 500ポイント→500円分 ・nanaco 500ポイント→500円分 |
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ボーナスポイント | JCB STAR MEMBERS ・1年間の利用金額が50万円~100万円で翌年度ポイント10%アップ ・1年間の利用金額が100万円以上で翌年度ポイント20%アップ |
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ポイントモール | Oki Dokiランド ANAマイレージモール |
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電子マネー | カードに付属する電子マネー | なし |
楽天Edy | チャージ可、ポイント対象外 | |
nanaco | チャージ可、ポイント対象外 | |
モバイルSuica | チャージ可、ポイント対象外 | |
SMART ICOCA | チャージ可、ポイント対象外 | |
WAON | チャージ不可 | |
PASMO | チャージ可、ポイント満額付与 |
マイル
マイル移行手数料 | 5,500円(税込)(10マイルコース) |
---|---|
入会ボーナス | 1,000マイル |
継続ボーナス | 1,000マイル |
フライトボーナス | 10% |
付帯保険
海外旅行傷害保険 | 付帯条件 | 自動付帯 |
---|---|---|
死亡・後遺障害 | 最高1,000万円 | |
障害治療 | なし | |
疾病治療 | なし | |
救援者費用 | 最高100万円 | |
賠償費用 | なし | |
携行品損害 [自己負担額] |
なし | |
家族特約 | なし | |
国内旅行傷害保険 | 付帯条件 | なし |
死亡・後遺障害 | - | |
入院費用 | - | |
手術費用 | - | |
通院費用 | - | |
家族特約 | - | |
国内航空傷害保険 | 最高1,000万円 | |
ショッピング保険 | 年間保証限度額 [自己負担額] |
最高100万円(※海外利用が対象) [10,000円] |
補償期間 | 90日間 | |
その他保険 | 紛失・盗難時の保険 | あり |
ネット不正利用の保険 | あり |