楽天市場で、楽天カードを使った場合は、
ポイント2倍と謳われています。
ポイント2倍と聞くと、すごいお得な感じがしますが
実際はそういうわけでもありません。
結果的には2倍で間違ってはいないんですが、少し語弊があります。
もしかしたら勘違いされている人も多いと思ったので、
一応の意味で、そのカラクリについて説明します。
目次
楽天市場のポイントと、楽天カードのポイントを整理
まず、前提を整理しておきます。
楽天市場のポイントの付き方
楽天市場で買い物をした場合は、楽天スーパーポイントが1%付きます。
これは支払い方法には関係なく、常に1%付きます。
キャンペーン等でポイントが増える場合はありますが、
今回は通常時のみで考えます。
楽天カードのポイント
楽天カードの還元率は1%です。
カードを使うと、1%分が、楽天スーパーポイントとして還元されます。
楽天市場で楽天カードを使った場合
では、楽天市場で楽天カードを使った場合を考えてみます。
楽天市場で購入する場合、楽天市場分の楽天スーパーポイント1%がまず付きます。
そして、楽天カードを使ったので、カード分の楽天スーパーポイント1%が付きます。
つまり、1%+1%で合計2%の楽天スーパーポイントとなるわけです。
通常、楽天市場で購入すると1%のスーパーポイントが付きます。
この1%と先ほどの2%を比べると、結果的には2倍になっています。
この現象を、ポイント2倍と楽天は謳っているわけです。
楽天市場で他のカードを使った場合
他のカードの場合を考えてみます。
例えば、還元率1.2%のリクルートカードを楽天で使った場合だと、
楽天市場の1%とリクルートカードの1.2%で、2.2%になります。
ただ、この2.2%の内訳は、
楽天スーパーポイントが1%分、Pontaが1.2%分となります。
ポイント2倍のカラクリ
ここまでで、楽天がポイント2倍と謳うことに、違和感を感じませんでしたか?
もし、感じなかったのなら、以下の例を見てください。
仮にですが、楽天市場で付くポイントが10%として考えてみます。
もし本当にポイントが2倍だったら、
単純に考えて20%の還元になるはずです。
でも、実際は10%+カード分1%で11%になります。
そう、つまり実体は加算するだけで、2倍になるわけではないんです!
たまたま、1+1=2と、1×2=2が
同じだっただけです。
実際は2倍でも何でもなく、普通に積み重なった結果なんです。
楽天は、結果だけが2倍になっているから、
ポイント2倍と謳っているわけです。
つまり実際は、楽天市場で楽天カードを使ったからと言って、
得になるわけでも何でもないんです。
通常時と変わらないポイントがもらえるだけなんです。
じゃあ、楽天カードはダメカード?
結論から言うと、何も考えずに使っていると
他の高還元率カードの方が得になってしまいます(汗)。
じゃあ、楽天カードはダメなのか?
と言うと、そういうわけでもありません。
楽天カードよりも高い還元率のカードで買った場合は、
後者の方がお得になってしまいますが、
楽天カードは、キャンペーンでポイントが3倍になったりする日があります。
こういう日に買うのであれば、
楽天カードは非常にお得なカードになります。
なので、
通常時は他の高還元率カードの方がお得になりますが、
キャンペーン時に楽天カードを使っていけばお得になります。